土壇場の軌跡

2017.10.17牧場ブログ

おはようございます☀

 

サンエイ牧場事務補佐の氏家です(*^_^*)

 

またまた和牛課やりました!!!!!

 

 

10/11~14日の期間に行われたホクレン主催の【平成29年度北海道枝肉市場】において、サンエイ牧場のホル♂(2歳)が、【乳用雄肥育牛の部】で見事、最優秀賞に輝きました!!!!

 

 

『ん?和牛課でホル?』

『ん??酪農家がホル♂の肥育?』

 

って思ったでしょ!!!!!(笑)。

 

 

実は居たんです!

 

酪農はお乳(牛乳)を出してくれる雌の牛しか飼っていないのが一般的で、ホル雌以外の牛は食肉向けに市場を介して、専門の農家さんに販売するのですが・・・

サンエイは、母牛が出産した際に生んだ、ホル♂(初生犢)とF1(交雑種)、ET(ホル牛に和牛の授精卵を付け→和牛誕生)を、場内の家畜商の資格を持ったスタッフが、毎週2回自ら市場に出向いてセリを行い売ってきています。

 

 

ホル♂(初生犢)やF1(交雑種)は哺乳課が、ETは生まれた牛は和牛なので和牛課が、生後すぐに担当に分かれて哺乳・育成業務に入るのですが・・・哺乳課で身体の大きさや、生後すぐにキツネなどの被害にあって哺乳困難など、セリに出しても無一文!と判断した牛は、廃用になる(かわいそうではありますが・・・)パターンだったのを、和牛課で『身体が小さいくらいなら乳さえ飲む元気があるんなら、面倒みるよ!』と請け負って肥育まで持って行ってくれていることが、極稀にあり・・・。

 

今現在、和牛課に3頭(うち2頭はホルジャー〈ホルスタイン×ジャージー種〉)在籍しているようです。

 

 

実は、今回の市場で最優秀賞を獲得した牛さんも、そんな死(廃用)の崖っぷちにいた訳あり牛だったのです\(◎o◎)/!

 

和牛課の課長さんからのLINEでも、その驚き様がわかります(笑)。

 

 

小さいから哺乳課(初生犢セリ)からは見放され、死の一歩手前だった牛さんの快進撃。

 

 

めちゃくちゃ美味しそうなお肉になりまして・・・

 

しかも、この共励会は【農林水産祭参加行事】の一環でもあったらしく

 

【農林水産大臣賞】なんて名誉のある賞まで頂きました☆ミ

 

 

 

土壇場牛の崖っぷちでの快進撃。

最後まであきらめない!!!!!!!!

こんなの見せられたら、私も「頑張んなきゃな!!!!」という気持ちになりますo(`^´)Oガッツ