土壇場の軌跡
おはようございます☀
サンエイ牧場事務補佐の氏家です(*^_^*)
またまた和牛課やりました!!!!!
10/11~14日の期間に行われたホクレン主催の【平成29年度北海道枝肉市場】において、サンエイ牧場のホル♂(2歳)が、【乳用雄肥育牛の部】で見事、最優秀賞に輝きました!!!!
『ん?和牛課でホル?』
『ん??酪農家がホル♂の肥育?』
って思ったでしょ!!!!!(笑)。
実は居たんです!
酪農はお乳(牛乳)を出してくれる雌の牛しか飼っていないのが一般的で、ホル雌以外の牛は食肉向けに市場を介して、専門の農家さんに販売するのですが・・・
サンエイは、母牛が出産した際に生んだ、ホル♂(初生犢)とF1(交雑種)、ET(ホル牛に和牛の授精卵を付け→和牛誕生)を、場内の家畜商の資格を持ったスタッフが、毎週2回自ら市場に出向いてセリを行い売ってきています。
ホル♂(初生犢)やF1(交雑種)は哺乳課が、ETは生まれた牛は和牛なので和牛課が、生後すぐに担当に分かれて哺乳・育成業務に入るのですが・・・哺乳課で身体の大きさや、生後すぐにキツネなどの被害にあって哺乳困難など、セリに出しても無一文!と判断した牛は、廃用になる(かわいそうではありますが・・・)パターンだったのを、和牛課で『身体が小さいくらいなら乳さえ飲む元気があるんなら、面倒みるよ!』と請け負って肥育まで持って行ってくれていることが、極稀にあり・・・。
今現在、和牛課に3頭(うち2頭はホルジャー〈ホルスタイン×ジャージー種〉)在籍しているようです。
実は、今回の市場で最優秀賞を獲得した牛さんも、そんな死(廃用)の崖っぷちにいた訳あり牛だったのです\(◎o◎)/!
和牛課の課長さんからのLINEでも、その驚き様がわかります(笑)。
小さいから哺乳課(初生犢セリ)からは見放され、死の一歩手前だった牛さんの快進撃。
めちゃくちゃ美味しそうなお肉になりまして・・・
しかも、この共励会は【農林水産祭参加行事】の一環でもあったらしく
【農林水産大臣賞】なんて名誉のある賞まで頂きました☆ミ
土壇場牛の崖っぷちでの快進撃。
最後まであきらめない!!!!!!!!
こんなの見せられたら、私も「頑張んなきゃな!!!!」という気持ちになりますo(`^´)Oガッツ