ゴロゴロしない「A2」
こんにちは☀
サンエイ牧場事務補佐asukaです(`・ω・´)
ずいぶん長らく更新作業サボっておりました💦💦
サボっている間に気が付けば2月…(;^ω^)ヤバッッ💦
今年の目標を早くも挫折寸前です😭
🐄***🐄***🐄***🐄***🐄
話は変わって…
皆さんA2ミルクってご存じですか???
お肉のA5とかA4みたいなランク?
ノートのA3とかB5みたいなサイズのこと?
・・・・・。
違います!!!
実はA2ミルクとは、最近国内(特に北海道の酪農現場)で、急速に需要が高まっている牛乳の種類のことなんです💡
(画像:JA中標津乳製品工場様HP引用)
そもそもどんな牛乳かというと…
従来の牛乳成分の中には、A1タンパク質(βカゼインA1)とA2タンパク質(βカゼインA2)という2つのタンパク質が存在しています。
A1タンパク質は、人によっては腸に悪影響を及ぼし、消化不良を引き起こしたりする原因なんだそうです。(牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする…😢ってやつです)
牛はもともとA2タンパク質のみを含んだ(A1タンパク質を含まない)牛乳を出していたそうなのですが、酪農の先駆国である、ヨーロッパで酪農業が盛んになるにつれてA1タンパク質を含んだ牛乳を生産する牛が、徐々に現れ始めたのだそう。
牛乳は栄養価も高く、飲むことで健康にプラスな面が多いのですが、先にお話ししたように、中には牛乳を飲むとお腹がゴロゴロして、消化不良を起こしてしまう人がいる…
そこで、飲んでもお腹がゴロゴロしないような牛乳を作ろう!!!と、いうことで出来上がったのが「アカディ牛乳」
(画像:雪印メグミルク株式会社様HP引用)
このアカディ牛乳は、牛乳に含まれる糖の一種である「乳糖」をあらかじめ分解し、約8割カットして作られています(※乳糖は牛乳を飲んでお腹がゴロゴロする原因と言われているものです)
ん?!!待てよ?
じゃあ、A2ミルクとアカディ牛乳の違いってなぁに?ってなりますよね?
違いは・・・
悪さをするA1タンパク質を取り除いてA2タンパク質だけを残した牛乳ではない!ということ。
もちろん、成長ホルモンや抗生物質など、人工的なもの(成分)は一切含まれていません。
で・・・・
そもそも、なんでそんな話を、あえてブログで話しているかというと…
A2ミルクは、A2遺伝子を持つ♀×A2遺伝子を持つ♂からしか出てこないので、道内ではA2ミルクを生産すべく?多くの酪農家さんの間でA2ミルクの遺伝子を持った精液を人工授精する際に使用している農場が急速に増えているそう…
サンエイでも以前…「そういう牛を集めて、A2ミルクを搾るのも市場性があって面白いかもね」なんて話が出ていたのを、2月8日付けの「酪農スピードニュース」(http://www.dairyspeednews.jp)さん記事を見て思い出しました(今…その話が場内でどうなっているのかは知りませんが💦)
ただそれだけ笑。
でも…もしかしたら近い未来…
「牛乳」や「低脂肪乳」、「アカディ牛乳」に並んで「A2ミルク」がお店の店頭に普通に並ぶ日も近いかも知れませんね☆